Raspberry Pi 3 Model B+ が登場したので、openMSXでTHE・野球拳を動かしてみました。
OSは、エミュレーターに特化した
RetroPieだとバージョンが古いため、
Raspbianのデスクトップ版を使用しました。
apt-get でインストールできますが、こちらもバージョンが古いため、ソースからコンパイルします。
git clone https://github.com/openMSX/openMSX.git openMSX
cd openMSX
コンパイル方法はドキュメントに書いてあります。
推奨の Stand-alone Binary (staticbindist オプション)は、ライブラリのダウンロード・コンパイルから行うため、かなり時間がかかるので、普通にコンパイルします。
コンパイルに必要なライブラリをインストールします。
sudo apt-get install libasound2-dev libglew-dev libogg-dev libtheora-dev libvorbis-dev libsdl1.2-dev libsdl-ttf2.0-dev tcl8.5-dev
これでコンパイできる状態になったので、普通に configure / make します。
./configure
make -j3
30分ぐらいかかります。
sudo make install
BIOSファイルを所定のディレクトリ(~/.openMSX/share/systemroms)へコピーして、Windows版と同じコマンドで起動します。
openmsx -machine Pioneer_PX-V60 -carta ROMカセットのパス -laserdisc ogvのパス
CPUは4コアのARM 1.4GHzで、かなりキツイです。
動画は映像・音声とも再生が追いつかないため、数秒間隔でプチフリします。
前モデルの Raspberry Pi 3 Model B (同4コア 1.2GHz) からの進化は、ほとんどありませんでした。
2.0a
作成:2018/6/7 22:11:43
更新:2018/6/10 21:45:49
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