トップ  >  THE・野球拳  >  THE・野球拳 エミュレータ
前
THE・野球拳 実機プレイ
カテゴリートップ
THE・野球拳
次
Raspberry Pi でTHE・野球拳を動かす
MSXエミュレータ openMSX で動作できました。
さすがにシークが発生しないため、画面の切り替わりは快適です。

簡単な手順を公開します。
※アダルトサイトからだと迷惑になるので、リンクは貼りません。適当にググって下さい。


Windowsの環境

Windows7 64ビット版で作業しました。
2DD(720KB)が読み書きできるフロッピードライブとフロッピーディスクが必要です。
ジョイパッドは必須ではありません。キーボードだけでもプレイ可能です。
エミュレータはopenMSXとePX-7で確認しました。

openMSXは、0.12.0を使用しました。実機と同じ動作をしてくれます。
0.8.0からレーザーディスクがサポートされました。
このバージョンでは、パート2はオープニング動画が1秒ぐらいで止まります。
パート4以降は、LDの再生がコマ送りになります。
停止しないで再生し続けますが、プレイできます。
0.8.2では、パート2も動作するようになりました。
LDの再生が追いつきませんが、正常にプレイできます。
0.9.0が、LDの再生が最も速いような気がします。
0.9.1以降、LDの音声が結構な頻度で追いつかなくなります。
0.13の開発中のものは、LDの再生がほぼ問題なくなっています。

ePX-7は、動画の音声がずれて、クレジット投入後はLDとの画面切り替えがおかしくなり、パートによって、LDの画面が180度回転して表示されます。
また、ジョイパッドが2つ必要です。
しかし、GUIで操作できる点、吸い出したBIOSをexeと同じ所に置くだけ、動画はMedia Playerで再生できれば何でも良い、と簡単に導入できるため、オープニングまでの確認には便利です。


BIOSの吸い出し

アーケードの実機、またはPX-V60(パイオニア製のMSX)から吸い出します。
※実機はPX-V60と同じです。
※どちらを使用しても、MSX用の外付けFDドライブとキーボードが必須です。
※実機は、ケースをはずすと、基盤にキーボードコネクタが見えます。
PX-7(と他機種のMSX)のBIOSの吸い出し手順を公開してくれているサイトを参照して、「makerom.bas」と「extrom.bas」で吸い出します。
※「makerom.bas」は、公開されているファイルそのままです。
 「extrom.bas」は、「makerom.bas」を編集して新たに作成します。
※PX-V60のメインメモリは32KBしかないため、MSX-DOSは動かないので不要です。
 フロッピーディスク内には、2つのbasファイルをコピーするだけです。
※EXT.ROMはPX-7と一致しません。
PX-7では、LDは再生されますが、画面が切り替わらないため、音声のみでプレイすることになります。

ファイル名 サイズ SHA-1 備考
MSX.ROM 32KB 302afb5d8be26c758309ca3df611ae69cced2821 「makerom.bas」で吸い出される
EXT.ROM 16KB a036660442c220481efde7d8be45e0af7ac93db8 「extrom.bas」で吸い出される
EXT.ROM 8KB 4f0102cdc27216fd9bcdb9663db728d2ccd8ca6d 上記16KBの2000h以降(0x5Fで埋められている)を削除

BIOSの動作確認

openMSX

吸い出した「MSX.ROM」を「px-v60_basic-bios1.rom」に、「EXT.ROM」を「px-v60_pbasic.rom」にリネームして、openMSXの「share\machines」(「share\systemroms」の方が良いのかな?)にコピーします。
以下のコマンドで、BIOSが起動します。

openmsx.exe -machine Pioneer_PX-V60
「1」を入力すると、BASICの入力画面になります。
これでBIOSが正常に準備できたことになります。


ePX-7

吸い出したBIOSファイルを、編集せずにpx7.exeと同じ所に置くだけです。
px7.exeを実行すると、BASICの選択画面が表示されます。


動画の作成

LDの片面を、先頭フレームから全てキャプチャします。
※開始位置が1フレームでも前後すると、再生・停止位置がずれます。
オープニングの1コマ目が、以下のフレーム位置から開始するように調整します。

パート2 301フレーム目
パート7~23 451フレーム目
パート24~29 61フレーム目

以下は、いきなりオープニングが始まるため、1人目の紹介が始まる位置です。

パート3~5 151フレーム目
パート6 149フレーム目

パート1のLDだけ特殊です。
150~160フレームの警告画面は停止位置です。
180フレームまで警告画面が続き、181フレームからオープニング、3051フレームから社長秘書が開始です。


openMSX

動画フォーマットは、ドキュメントに書いてあります。
以下は例です。
キャプチャした動画をAviUtlで編集します。
 ・インターレース解除
 ・640x480にリサイズ
 ・前後の不要なフレームをカット(先頭が合っていれば、末尾は適当で良いです)
 上記以外のフィルタはお好みで。
 動画コーデックを「UtVideo YUV420 BT.601 VCM」、音声を無圧縮PCMで、中間AVIを作成(5GBぐらい)
 ※ffmpegで読み込める可逆コーデックです。
  劣化を気にしなければmp4等、AviSynthを使用すれば他のコーデックでも構いません。
  そもそもOGVの画質が悪いので、あまりこだわらなくても良いような気が・・・
OGVの作成は、FFmpegを使用しました。

ffmpeg -i "中間ファイル.avi" -vcodec libtheora -acodec libvorbis -pix_fmt yuv420p -r 30000/1001 -aspect 4:3 -s 640x480 -b:v 2000k -ac 2 -ar 48000 -ab 256k "出力ファイル.ogv"
※この例では、映像のビットレートは2Mbpsです。適当な値に変更して下さい。
 または、「-qscale:v 7」で画質(0:最低、10:最高)を指定できます。
※音声のビットレートに256Kも割り当てていますが、これは音声トラックにプログラムが収録されているMSX用のLDゲームのためです。
 野球拳では、ここまで不要です。
いきなり作成すると時間がかかります。
1人目の途中まで作成し、再生位置がずれないことを確認してから全体をエンコードして下さい。


ePX-7

iniファイルでチャプター別にフレーム位置を調整できそうなのですが、試していません。
Media Playerで再生できれば、どんな形式でも大丈夫そうです。
※XviDで、アプリケーションエラーで強制終了してしまいました。
 どんな形式でもOK、というわけでもなさそうです。


LDの動作確認

openMSX

以下のコマンドで、ROMカセットを挿さず、LDをセットした状態で起動します。

openmsx.exe -machine Pioneer_PX-V60 -laserdisc ogvのパス
自動的にBASICの「CALLLD」命令が実行され、LDがオーバーレイで再生されます。
動画が再生されれば、正常に準備できたことになります。


ePX-7

メニューの「Laser Disc」から動画ファイルを選択します。


ROMカセットの吸い出し

※実機はスロットが1つしかないため吸い出せません。
手順を検索すると、MSX-DOSを起動して「nvram」を実行する手順がほとんどです。
PX-V60ではMSX-DOSが動かないため、BIOSの吸い出しで使用した「makerom.bas」で吸い出します。
ROMカセットは、後挿ししなければ普通に起動してしまいます。
サイズは、「1」を押して16KBで吸い出します。
※そのままEnterキーを押して32KBで吸い出しても動きます。

※吸い出したイメージをblueMSXで読み込むと、パート2は「お待ち下さい」の画面が表示されますが、他のパートは何も表示されません。
 レーザーディスクをサポートした本体でなければ停止するようです。


起動

openMSX

以下のコマンドで、ROMカセットとLDをセットした状態で起動します。

openmsx.exe -machine Pioneer_PX-V60 -carta ROMカセットのパス -laserdisc ogvのパス
MSXが起動し、しばらく待った後、オープニング動画が再生されれば成功です。


ePX-7

メニューの「Laser Disc」から動画ファイルを選択します。
続いて、「Cart #1」からROMファイルを選択すれば、勝手に再起動します。


プレイ

ボタンの割り当ては、実機をコントロールパッドでプレイする時と同じです。


openMSX

ジョイパッドが1つしかない場合は、クレジット投入後、F10を押してコンソールを表示し、
 「unplug joyporta」で、1P側から切断します。
 「plug joyportb joystick1」で、2P側に接続します。
ゲームオーバー後、クレジットが0の状態で続けてプレイする場合は、
 「unplug joyportb」で、2P側から切断します。
 「plug joyporta joystick1」で、1P側に接続して、コインを投入します。
 以降は、また切断して2P側に接続します。
 面倒な場合は、最初にクレジットを大量に投入しておくか、ウィンドウを閉じてもう一度起動して下さい。

ジョイパッドがなくてもプレイ可能です。
 「plug joyporta keyjoystick1」で、1P側にキーボードをジョイスティックとして接続します。
 SPACEキーでコインを投入します。
 「plug joyportb keyjoystick2」で、2P側にキーボードをジョイスティックとして接続します。
 矢印キーの上下左右が、1~4のボタンに対応します。


ePX-7

ジョイパッドが1つしかない場合は、クレジットの投入以降、操作できません。
ジョイパッドが2つの環境では確認していません。
そもそも、クレジット投入以降は画面がうまく切り替わりません。


ROMカセットとLDの組み合わせについて

ROMカセットは、LDの内容をチェックしません。
間違った組み合わせでは、再生・停止位置がずれます。
しかし、パート9~23、24~29は、フレームの位置が完全に一致しています。
つまり、パート9のROMカセット+23のLD、24のROMカセット+25のLD、等の組み合わせでも、名前とゲームオーバー時の静止画がおかしいだけで、普通にプレイできます。
※26~29のROMカセットと24~25のLDの組み合わせでは、5勝したあと、エクストラゲームをプレイするかの確認が少し再生されてしまいます。
 逆の組み合わせでは、最後のポーズが少し削られてしまいます。
パート3~4、6~8も同じ構成ですが、フレームの位置が全てバラバラのため、位置を調整しなければ入れ替えできません。


ROMカセット一覧

※SHA-1は、全て16KBで取得しました。
 パート6のように中身が異なる場合もあるため、一致しなくても正常に動くこともあります。
Ver. 動作確認 SHA-1 備考
1.1 d4a96587f4ebd41dea9d28c651b100483ba27a0d 中身はパート2
1.2 ca38641d43b44a1f00cbc9a5f5288560495ff194
2.1 × fe50ff5270d135aba91038cf4b355118cc3d82c4 中身はパート1
ディップスイッチ5番がOFFだと動かない
2.2 25d8ac9bdd9b5c85b36f3f820c8a2d3521454954
3.1 c475dd0b025af8f6d1dbbbc4a47cec63c68be8a5
8cd3e597cafc1238b3699d91369f9b025c9cfabb
ディップスイッチ5番がOFFだと動かない
3.2は実機で吸い出せない
3.2 3bbccb16d77a7af4b2ff3b79a9ffcdff1ac2c01d
4.1 17ba8ef13b625aeec4743cf10978175703870e9c 実機で吸い出せない
5.1 0752be52088974e897e0a9082689dbd424cb0e7c
f2a997cb4c0fbaf7eb7a38a054ce7174ce0d2974
実機で吸い出せない
6.1 d3e896c2351d5eefce201f36bc6c0f56193de622
1193d19ac02fb2b4ef44d5251d04fc7539a4b1a3
f5908d0765c45d98507e75896e9b426bea7303ca
ハードによって認識しない
7.1 b09af7ed553edfb3189410ee95532024f8617966
8.1 b519b27d61dccc2fbcf005b05afa87103288d9d6
9.1 d8ad52df9cf8cbff52ace4528b3b6d50224419b0
10.1 7087ed0ddcb64f172e26ef49a2c1b06c4de357fa 実機で吸い出せない
11.1 a5a2450435db6b0170997d98fa79c35700bf7169
12.1 ffc651f80a5849434939a4266ce0ec57ca5b9109
13.1 2f0b6a0cecca3b77e0b771bd4ab76480ebf42242
ffa8fd6c90ddbcade9d5f78a48a900a522fab6eb
14.1 4a13f52c0e0f10a2e30b165fa50cf315549780bf 実機で吸い出せない
15.1 ★お持ちの方、ご連絡下さい!
16.1 8d248eb09415ed434ea80d19b175a000ae252212 実機で吸い出せない
17.1 a98da9776dcc18a136e3b1cbec60a18ae8fddc9f
18.1 904f07acb7bfc2e32baff221ccc034a1e8ba8be0
19.1 7991561397fea44156316f38f072386e78e88b4e
20.1 d738fe3635bf7ca12fcfd1e2a879aa3aca86bc21
21.1 b4da1951002f2b085cd295b0c143dfbc57053799
22.1 06f6e4c9859d9c25fac6ed3a3aa54b0dc9c799f2
23.1 11119e36778542dda6a9c0f1721fe79487b6ce80
24.1 f0c50bc56d49bb3b258a31850b8871c271deb372
25.1 997581a3b7a7934c10bf81107ff4254612b79569
26.1 7af167a570d810959eb71b9762453c9b24cb23f6 名前が出ない(同じものを使い回している)
27.1
28.1
29.1
実機で吸い出せないROMカセットについて

個体差があるのかも知れませんが、PX-V60でROMカセットを後挿しすると、キーボード入力を一切受け付けなくなるROMがあり、どうにもできません。
WindowsのMSXエミュレータ「MSXPLAYer」で、ROMカセットを直接遊ぶことができる「MSX GAME READER」を使用して吸い出しました。
※MSXPLAYerでは、実機と同じ手順で吸い出せないようです。
VMware内のWindowsXPに添付のドライバをインストールして接続し、コマンドプロンプトから吸い出せます。

grdump -b 4000 -s 8000 ファイル名
※コマンドラインツールはコチラからダウンロードできます。
フロッピーでファイルのやり取りをしなくても良いので、こちらの方が断然楽です。


動画

パート2のエミュレータプレイ動画です。
PCのジョイパッドを1つしか持っていないため、コマンド入力で切り替えています。
音声はキャプチャできなかったので合成しましたが、プレイ画面は間違いなくエミュレータの画面を録画したものです。
実機プレイに続き、こちらでも4勝してしまったため、ごっそりカットしました。


2.0a
投票数:1 平均点:2.00
作成:2016/1/24 17:09:21   更新:2016/1/24 17:11:19   閲覧数:7,979
前
THE・野球拳 実機プレイ
カテゴリートップ
THE・野球拳
次
Raspberry Pi でTHE・野球拳を動かす

コメント一覧

投稿ツリー


ikasuke サイトURL  投稿日時 2016/3/19 20:32

こちらの記事を参考に、手持ちのROMカセットの吸い出し、およびエミュレータでの実行に成功しました! ありがとうございます。1ChipMSX+SDカードによる吸い出しは、とても楽々でした。

ほか、私はWindows用のゲームパッドを2つ持っていたので、ディップスイッチ6も簡単にいじれました。ひょいひょい勝てると、気持ち良いものですね(笑)

私の記事の方もちょっと更新させてもらいました。ジャンケンの画像を鮮明にできて、嬉しいです。

supersexy  投稿日時 2016/3/19 21:20

画像やリンクもなしの、ざっくりした手順が伝わって安心しました。
ROMカセットの吸い出しも簡単にできるハードをお持ちで良かったですね。
実機で吸い出せないROMカセットと、どれだけ格闘したことかw

ikasuke   投稿日時 2016/3/19 21:37

1chipMSXによる吸い出しは

(1)吸い出し用のソフト(NSSAVE.COM)を入れたSDカードを1chipMSXに挿す
(2)電源を入れて1chipMSXを起動する
(3)電源ONのまま、ROMカセットを挿す
(4)フリーズしたら電源を切りカセットを抜き、(2)に戻る
(5)NSSAVE.COMを実行
(6)SDカード内にROMカセットのデータがコピーされる

と、これだけです。(4)さえクリアできれば(数回でうまくいきました)、ほんと楽々でした。

supersexy  投稿日時 2016/3/19 21:41 | 最終変更

MSX GAME READERは、ROMカセットを挿して
grdump -b 4000 -s 8000 ファイル名
以上です。
フリーズするようなことはありません。
しかも、そのままROMカセットを差し替えて、続けて吸い出せます。
PCがWindows7の64ビット版のため、VMware内のXPで作業しています。



新しくコメントをつける

題名
ゲスト名
投稿本文
より詳細なコメント入力フォームへ

メインメニュー

オンライン状況

6 人のユーザが現在オンラインです。 (3 人のユーザが 作品紹介 を参照しています。)

訪問者数

今日 : 323
昨日 : 708
総計 : 1,070,124
プライバシーポリシー
等サイトに掲載している画像および動画に問題がある場合は、即対処しますので、お問い合わせから連絡下さい。